手術前に執刀医にお金を渡す？現役医師ならどうするか。

現役医師のDr.だだだ　です。

僕が知人からよく聞かれる質問。

「手術の時に執刀医の先生に袖の下(お金)渡した方がいいの？」です。

日本医療業界に残る悪しき習慣ですね。

そうは言っても、お金渡さずに手抜き手術をされても怖い😓誰しも思いますよね。

現役医師の視点から答えをお教えします。

　

1.無くても手は抜かない、でもあると頑張る。　　

　

矛盾しているようですが、無くても手を抜くことはありません。手術が始まってしまえば、金持ちだろうが貧乏だろうが関係ありません。命を助けることに集中します。

でも、お金貰うとテンション上がって気合いいれてる先生も少なくないです。皮膚縫合を若手に任せず、しっかりやるとか。そういう違いはあるかと。

命に関わるほどの違いはないけど、傷痕ぐらいは綺麗になるかも知れません。

2.回診の回数が増えるかも。

お金を貰うと、その分サービスしなきゃと思うみたいです。朝晩+暇なときに顔を見に来てくれるかも知れません。主治医の顔が見られると安心ですよね。

3.そもそも受け取らない。

国立大学などでは、金品のやり取りにも厳しく受け取らない医者も多いです。僕は、このパターンです。苦笑　　

あと、お金を貰うと変なプレッシャーになるから、受け取らないという人もいます。手術って、一定確率で起こりうる仕方ない合併症があります。お金を受けとると、避けられない合併症とはいえ、何か後ろめたい気持ちになるとか。

まとめ

あったら喜ぶ人もいるかも

でも、受け取らない人もいるよ。

僕自信が入院するとしたら、誰にも一円も渡しません。多分、そんなんで怠ける医者はいません。お菓子ぐらいは差し入れするかも、、、