いい外科医とは。
世の中に外科医は星の数ほどいます。テレビなんかで、スーパーDr.何て取り上げられる先生もたくさん。では、現役医師の僕が病気になったら誰に手術して貰いたいか。
1.人間としてまともな人
技術力よりも大切です。Dr.Xみたいに、失敗しない外科医何ていません。どんな人でも失敗はあり得ます。で、そんなときに納得できるかどうかは医師の、手術前後の態度などが大切かと。丁寧に説明する、頻繁に様子を見に来てくれる、人間的に好きになれる。命を預けるんです、人間性が一番大事です。
2.専門医を持ってる人
自分が受ける手術分野の専門医を持ってるのは必須です。地方や民間病院だと、非専門分野の手術をしている先生が意外と多いです。例えば、消化器外科(お腹)の先生が乳腺外科専門医なしに、乳癌の手術をするなど。絶対に結果が変わります。専門医制度は複雑なので、また別の記事で。
3.症例数が充分か
ただ手術数が多ければいいって問でもないです。例えば自分が心臓の冠動脈バイパス手術(CABG)を受けるなら、ホフポンプ(人工心肺を使わない)CABGの症例数が多く、術後結果の良い先生を選びます。その場合、心臓弁膜症の手術ばっかりやってる先生は選びません。術後結果は、現段階では医師の自己申告書となってしまいます。数年先には、学会などの組織が全国の外科医の術後結果を公表するようになるそうです。
まとめると、専門分野に秀でていてかつ人間性も優れている先生ですね。ただ、医療業界に知り合いがいたりしないと、見極めは難しいです。なので、最低限人間的に信用できない先生に手術してもらうのはやめましょう。
詳しい内容は、後日書いていくのでご覧になって下さい。
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